【MT車】坂道発進の必殺技

坂道発進の必殺1

 MT車教習の第1段階で必須の課題となる、坂道発進。これが、「やり方や理屈は理解しているけど、エンストしてしまう!」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。教習所内コースでの、坂道発進の必殺技を伝授します( `・ω・´)

エンストする原因

 エンストする大きな原因は、クラッチペダルを上げるタイミングや速度が早すぎること。「そんなことは教官から言われているし、アクセルも多めにふかしている。」という方は、次の手順で坂道発進をしていませんか?

坂道で停車

サイドブレーキを引き、ブレーキペダルからアクセルペダルに踏み変える

1足に入れて、アクセルを少し踏む

徐々にクラッチペダルを上げる

エンジンの回転数が落ちてきたら(エンジン音が小さくなってきたら)サイドブレーキを解除

発進

 これは正しい手順ですし、教官からもこの手順で教わったと思います。ただ、この手順には『サイドブレーキを解除する』ときに、サイドブレーキを解除しようとした体の動きが左足に伝わり、意図せずクラッチペダルを若干上げてしまうという弱点があります。この若干クラッチペダルを上げてしまった衝撃で、プスンとエンストしてしまいます。
 特に、手足が短い方や、小柄な方は、『サイドブレーキを解除するために、ややレバーを引き上げる動作』が左足に伝わってしまい、発進時にエンストしてしまう原因となっているかもしれません。

坂道発進の必殺技

 このサイドブレーキを使用した坂道発進には、禁断の必殺技があります。

坂道で停車

サイドブレーキを引き、ブレーキペダルからアクセルペダルに踏み変える

1足に入れて、アクセルペダルを少し踏む

サイドブレーキをやや引いて、サイドブレーキ解除ボタンを押す(サイドブレーキは手で引き続ける)

徐々にクラッチペダルを上げる

エンジンの回転数が落ちてきたら、そのままサイドブレーキを押し下げて解除する

発進

 1足に入れた後は手動でサイドブレーキを引き続けていて、発進時にサイドブレーキを押し下げれば発進できる状態です。このやり方では、発進時に『サイドブレーキを解除するために、ややレバーを引き上げる』動作がなくなるため、サイドブレーキを解除する衝撃が左足に伝わるのを、最小限に抑えることができます。
 この方法でうまくいく方は、もしかするとサイドブレーキを使用しない坂道発進の方が、得意かもしれません。

最後に

 この必殺技を使用するときは、教官にやって良いか確認しましょう。もしかすると、教官(教習所)によっては禁じ手かもしれません。いずれにしても、坂道発進時のエンストでは、『サイドブレーキを解除するための体の動きが、左足に意図せず伝わる』ことが原因の一つとして考えられます。
 ちなみに、サイドブレーキをかけている状態でクラッチペダルを上げはじめて、クラッチが繋がりかかると、エンジン回転数が低下する以外に、わかりやすい現象が車に起こります。半クラッチになると(クラッチが繋がりかかると)、車のお尻がグーッと低くなります。この現象は二輪でも起こります。

1件のコメントがあります

  1. Twicsy

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